芽球

芽球は顕微鏡による血液あるいは骨髄の形態観察において、造血幹細胞から分化の方向が確実に分かるほどには成熟が進んでいない幼若な形態の血液細胞のことである。

 「芽球」:正常な働きをしない未成熟な血液細胞のこと。



芽球増加を伴う不応性貧血(RAEB)

 骨髄の血液細胞中に占める芽球の割合が5〜19㌫の状態です。

 骨髄の血液細胞中に占める芽球の割合が20〜30㌫の状態も骨髄異形成症候群(MDS)が悪化した状態(RAEBと急性白血病との境界ないし移行型)としてRAEB-tと定義されていましたが、最近では白血病化したと診断されることが多くなりました。

血球減少も血球異形成の程度もRAより顕著です。
白血病化する確率が高い。
すでに急性白血病と区別できない病的な芽球が存在していて、極めて白血病に近い性格のものです。